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シミ・そばかす

美容皮膚科

しみは、褐色の色素沈着で、ホルモンと紫外線が関係します。妊娠時にみられることもしばしばあります。

老人性しみ(老人性色素斑)は、年齢と紫外線による表皮細胞の老化がもとになって生じる色素沈着です。メラニンはメラノサイトというメラニン産生細胞でつくられたあと、まわりの表皮細胞へ分け与えられます。正常の表皮細胞はもっているメラニンとともに45日程度で垢(あか)になって落ちていくサイクルを繰り返しています。老人性色素斑では、老化と日光によってダメージを受けた表皮細胞はそのサイクルがおかしくなり、メラニン産生が亢進(こうしん)していることも発症に関係しますが、メラニンをうまく捨てられなくなってしまった結果、色素沈着を生じると考えられます。

そばかすは遺伝的要因が多く、幼い頃から発生するのが一般的です。そばかすの外見的特徴は目の周りや頬に5ミリ以下の色素沈着ができます。そばかすとしみはメラニンの生成過程はほぼ同じです。

治療

当クリニックでは、フォトフェイシャル(IPL)、トレチノイン、ハイドロキノンを用いています。

フォトフェイシャル

IPL(アイピーエル)による光治療で、肌の老化の改善(しみ、赤ら顔、皮膚のハリの低下)に効果があります。また、ひとつの症状だけではなく、複数の症状に効果をもたらすことが最大の魅力です。

光治療の効果

  • しみやそばかすの様な茶色い斑を薄くする。
  • コラーゲンの増生を促進し、皮膚のハリを改善し、また皮膚のきめを整える。

治療の流れ

  • 診断後、洗顔し、光の照射を行います。
  • 照射後は特に制限はなく、化粧をすることも可能です。効果は個人差がありますが、4~5回照射(1ヶ月おき)をお勧めします。
  • しみに関してはハイドロキノン等の美白剤を併用する場合もあります。

照射後は、すぐにメイクをしてお帰りいただけます。

トレチノイン療法

トレチノインとは、ビタミンA誘導体の一種です。皮膚のターンオーバー(表皮の入れかわり)を促進し、皮膚の新陳代謝を高めます。肌は赤ちゃんの肌のようにきめが細かくなり、コラーゲンやヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の弾力や水分穴量が増え、見た目にも張りが出てきます。その結果、小じわや開いた毛穴もある程度改善します。皮膚のメラニンをトレチノインで追い出しながらハイドロキノンという美白剤と併用することで皮膚の浅い部分にできたしみをうすくすることができます。また毛穴のつまりも改善でき、皮脂分泌も抑制してくれるのでにきびにも効果があります。(効果には個人差があります)

治療の対象

シミ・にきび・毛穴の開き

1日1回夜の洗顔後化粧水をつけたあとに、気になる部分にベビー綿棒でトレチノインをうすく塗ります。4~5分してなじんだあとに少し広めに美白クリームを重ねて塗ります。美白クリームは朝の洗顔後にも使用するとより美白効果がみられます。最低8週間は行いましょう。

治療上の注意

必ず使用後5日~1週間のうちに皮がうすくむけ、赤くなります。これは皮膚のいれかわりが促進されている状態であり、これによりすべての効果があります。この反応が効いている目安になります。塗り始めは2週間に一度は受診をしてください。

治療中は紫外線にとても敏感な状態になっていますので、日焼け止めを必ず塗って(こすらずにやさしく塗る感じで)、長時間の日光浴はやめてください。皮膚の皮がむけて乾燥してきますので、刺激のあるピーリング作用のある洗顔料、化粧水、美容液はやめてください。保湿をしっかりして肌をこすらないようにしましょう。トレチノインの塗り薬での催奇形性はこれまでありませんが、念のため妊娠中の方は使用しないでください。

美白剤について

ハイドロキノンはメラニン合成酵素であるチロシナーゼの阻害剤であり、メラニン色素をつくる細胞に対し細胞毒性があります。ハイドロキノンは市販のアルブチン、コウジ酸、プラセンタエキスを配合した化粧品の百倍の漂白作用をもつといわれています。ハイドロキノン単独で使用するよりも、トレチノインと組み合わせることによりその効果がでてきます。

美白クリームはかぶれる方もいますので、治療を始める前に1日2回、1週間ほど顔の一部に塗って赤みやかゆみなどがないことを確認します。クリームがあわない方はトレチノインだけで治療する場合もあります。その場合は、組み合わせた方法により効果が落ちてしまいます。

しわ・たるみ

しわやたるみは、年齢とともにコラーゲンの生成力や筋肉が衰えることにより、皮膚や皮膚の下の組織が垂れ下がってくることでできてしまいます。特に顔のしわ・たるみは、見た目年齢に影響し、実年齢よりも老けた印象を与える最大の要因でもあります。

当クリニックでは、今まではメスでしかケア出来なかったしわ・たるみを皮膚の深部へのアプローチで、手軽にリフトアップができる方法をご紹介いたします。

スマスアップ

治療

当クリニックでは、しわ・たるみの治療に電気機器を用います。皮膚の上から機器を当てるだけで即時的にしわ・たるみにアプローチができる医療マシンです。

皮膚深部に有効な熱エネルギー(RF)と局所電気刺激(DMA)を同時に用いることで、コラーゲンの生成や筋肉を最大限に活性化させ、基礎代謝をあげます。

ケアのご紹介

電気機器治療とは、しわ、たるみ・部分痩身にスピーディーかつ、即時的アプローチを行うトリートメントです。

フェイスライン

今までメスなしにケアでいなかったSMAS(スマス)筋を引き上げ、痛みなく安全かつ効果的にリフトアップができます。さらに、熱エネルギーによる皮膚深部の加熱によりコラーゲンが再生成され、ハリのある美肌へと導きます。

ボディ

脂肪溶解、セルライト除去等のデトックス効果や基礎代謝が改善されることで、目に見える痩身効果を実感できます。心地よい熱感による快適な施術、さらに施術後、即時に体感できる引き締め効果、長い持続性が特徴です。

ファームアップ

ファームアップはNIR(近赤外線リフトアップ)と呼ばれる、たるみやシワを改善する施術です。
波長 1300nmをピークとする近赤外線の波長域の電磁波を用いて皮膚の水分に働きかけ、真皮内に熱を発生させることでコラーゲンの収縮と生成を促進し、若々しいハリのある肌とすっきりしたフェイスラインを同時に実現します。
フォームアップはメラニン選択性が低いため、色素沈着等のリスクが少なくまたダウンタイムのない安全性の高い施術です。
短時間の加熱を繰り返す事でコラーゲンが収縮するので、治療直後からお肌の引き締まりを実感することができます。

  • 痛みはありません。
  • 肌表面にダメージを与える施術ではないため、腫れや跡が残りません。
  • ダウンタイムはほとんどありません。
  • もちろん治療後すぐにメイクが可能です。
  • まれに赤みが出る事がありますが数時間程度で治まります。

レーザー脱毛治療

レーザー脱毛治療

レーザー脱毛治療クリックすると拡大します

医療レーザー脱毛は、現在もっとも安全でスピーディーな脱毛方法といえます。レーザーは医療機器ですので、本来は医療機関で使用することが望ましく、医師の診断のもとパワーの強さも調節できますので、効果的な脱毛が行えます。当クリニックでは、医療用の最新レーザー装置(ダイオード・蓄熱式脱毛・アレキサンドライトレーザー)による脱毛治療を行っています。

蓄熱脱毛Ⓡ方式(連続照射モード)

蓄熱脱毛Ⓡ方式とは、低出力のレーザー光を1秒間に繰り返し照射することで皮下に熱を蓄積させて脱毛する方式です。

<作用機序>

  • 低い出力のレーザーを連続で照射し、徐々に皮下で熱を蓄積
  • 冷却装置により、痛み・火傷に配慮

矢印

バルジ領域を含む毛包周辺組織の温度を均一に上昇させ、関連因子(幹細胞や成長因子等)にダメージを与え、脱毛効果を得ています。

従来の脱毛方式(単発モード)

レーザー脱毛イラスト
  • 高出力のレーザーを1発づつ照射
  • 治療時に強い痛みを感じやすい
  • 日焼け後や、色黒肌等、肌質を選ぶ

毛は毛周期というものがあり、一本一本、成長期、退行期、休止期という時期に分かれています。休止期に入った毛はレーザーにはほとんど反応しません。すべての毛を脱毛するには、この毛周期にあわせてレーザーを数回繰り返し照射する必要があります。

毛周期のイラスト

方法

まず、皮膚科医の診察を受けてからの治療になります。
毛を脱色したり、毛抜きで毛を抜いている場合は、すぐには治療できません。また、日焼けをして、炎症を起こしている部分には照射することは出来ません。なお、妊娠中の方、または治療開始後に妊娠する可能性のある方は、ホルモンの影響で色素沈着をおこしやすいため、レーザー脱毛治療はしないことにしていますので、ご注意ください。内服薬によっては、治療不可能な場合がございますので、医師にご相談ください。

レーザー脱毛後のケア

レーザー脱毛直後は肌が赤くなったり、ときに少し腫れることもあります。2、3日続くこともあります。数日たってからレーザー光をあてたあとの毛がのびているように見えますが自然に抜け落ちます。抜けない毛は、レーザー照射時に休止期だった毛です。これは毛根が生きていますので、次回レーザー光を当てることになります。

レーザー脱毛治療を行っている部位は日焼けをしないようにしてください。また、毛抜きや脱色はしないでください。

効果には個人差があります

レーザー脱毛による効果は個人差があり、毛の太さや部位によって反応が異なります。肌の状態や体質によってはレーザー脱毛をおすすめできない場合もありますので、ご了承ください。産毛のような細くて色の薄い毛は、レーザー光が反応しにくいですので、何回照射しても脱毛できないこともあります。

  • 患者さまご自身で、脱毛される箇所の毛を剃った状態で治療を受けられてください。

黒子・イボ

当クリニックでは、色素性母斑(良性のほくろ)は、CO2(炭酸ガス)レーザーを使用します。
ほとんど出血せずに、ほくろ除去や、イボ治療ができます。

ピアス

美容皮膚科

あなたもピアスをはじめてみませんか?

当クリニックでは、院長自ら、ピアッシングを行います。その為、万一トラブルがあっても適切に対処いたします。

使用するファーストピアスは、厚生労働省認可の医療ピアスです。かぶれにくく、日本人の耳に合わせたもので、長く太くトラブルが少ないので安心です。

※ピアスの穴の位置は、ご自身で決めていただきますが、わからない場合は、スタッフへお気軽に、お声をおかけください。
※ケロイド体質の方はおやめください。また、金属アレルギーの方は医師にご相談ください。

プラセンタ

美容皮膚科

プラセンタとは哺乳動物の「胎盤」のことです。
胎盤は胎児とへその緒でつながっていて胎児に必要な酸素や栄養を供給します。胎盤には赤ちゃんが成長するのに必要な栄養(アミノ酸・たんぱく質・ビタミンなど)が豊富に含まれていて、また細胞を活性化する成長因子の存在も確認されています。プラセンタ注射は「ヒト胎盤エキス」です。

効果・効能

  • 自律神経調整作用…自立神経のバランスを整える
  • 内分泌調整作用…ホルモンバランスを整える
  • 免疫賦活作用…免疫力を強化し抵抗力を高める
  • 基礎代謝向上作用…基礎代謝を活発にし、細胞や臓器などの働きを高める
  • 抗炎症作用…炎症を抑え壊れた組織の修復を促進する
  • 強肝・解毒作用…肝臓の働きを強化し解毒作用を高める
  • 血行促進作用…血液の循環を改善する
  • 活性酸素除去作用…活性酸素による酸化を防ぐ

よって、様々な疾患に効果があります。

  • アレルギー疾患…アトピー性皮膚炎・気管支喘息・花粉症
  • 婦人科疾患…更年期障害・乳汁分泌不全・生理痛・生理不順
  • 自己免疫疾患…関節リュウマチ
  • 肝臓疾患…肝炎・肝硬変
  • 精神神経疾患…うつ病・自律神経失調症・不眠症
  • 整形外科疾患…肩こり・腰痛・ひざ痛
  • 美容…肌荒れ・乾燥肌・美白・しみ・しわ

週1回~2回程度の注射をお勧めしますが疾患・症状にもよりますので医師にご相談ください。

炭酸ガスレーザー療法

炭酸ガスレーザーとは、水に吸収されやすい性質を持っているレーザーで、皮膚に照射することによって、水分を多量に含んでいる皮膚組織、及び周辺部を蒸散させます。レーザーによって組織周辺の血液は瞬間に凝固するので出血が殆どありません。

炭酸ガスレーザーはこのような性質からレーザーメスともいわれ、ほくろの除去や炎症している、化膿しているにきびの治療に用いられます。炎症したにきびには、小さい針のような穴を開けてそこからレーザーを照射し膿を溶かします。穴といっても0.6mm程度なので傷跡として残りません。

適応症例

  • 色素性母斑
  • 表皮母斑
  • 老人性疣贅
  • 尋常性疣贅
  • 老人性色素班
  • 鶏眼
  • 胼胝
  • 子宮頸部ポリープ
  • コンジローマ

ケミカルピーリング

当クリニックで使用している乳酸ピーリング(ラクトピーリング)は、紫外線対策先進国である南アフリカ共和国にて、1987年、形成外科医デスモンド・フェルナンデスにより研究・開発された天然乳酸を主成分とした、医療機関専用ケミカルピーリング剤です。

マイルドなピーリング作用と、保湿・美白作用があり、皮膚への刺激が少なく安全です。乳酸の効果や低刺激性の面で東洋人の肌に、より適したピーリングが行えます。ピーリングの中でも特に美白効果が高く、くすみ治療はもとより肝斑治療としても効果を発揮します。当クリニックではピーリングの後に、ビタミンC導入を行うことで、美白やにきびの炎症も抑え、にきびの色素沈着も防ぎ、より効果をアップさせます。

サリチル酸マクロゴールピーリングとは

サリチル酸は、角質軟化・融解作用を持ち、これまでもケミカルピーリング剤として用いられていましたが、従来のものは、エタノールに溶解されていたため、効果の高さと引き換えに、痛みは発赤、炎症など副作用も多くみられました。

当クリニックでは、サリチル酸をマクロゴールという基剤に溶解することにより、治療後の赤みや炎症がほとんど無く、かつ安全で効果的なピーリングを可能にしました。

コラーゲン造成の効果により、にきび治療、美肌効果、毛穴の開きの改善も期待できます。

治療の流れ

  • お肌の状態を診察し、治療方針を決めます。
  • ラクトピーリングまたはサリチル酸マクロゴールピーリングを使用します。
  • ピーリング直後は、軽い赤みやほてり感がありますが、通常は数時間で症状はなくなります。角質を除去することにより、紫外線の影響をうけやすくなるため、紫外線予防が必要となります。また乾燥しやすくなるため、保湿のケアも必要となります。
  • ピーリングの後にビタミンC誘導体のイオン導入を併用することで、美白効果やにきびの予防効果をあげることができます。

通常は2~3週おきに施術を行ないます。4~5回の施術で効果がみられてくることが多く、症状が安定してきたら1ヶ月~2ヶ月に1回、経過を観察いたします。その他、ピーリング剤の入った石鹸や化粧水に使用を切り替えていくことも可能となります。

その他点滴・注射

美容皮膚科

美白点滴(所要時間:25~30分)

美白効果の高い成分(L-システイン・グルタチオン・グリチルリチン)を配合することにより、内側から白くキメ細やかな肌へと整えます。

美肌点滴(所要時間:20~25分)

美肌注射をよりパワーアップして免疫力を高め美白、抗酸化作用で張り・潤い・透明感のある肌を保つ女性のためのエイジングケアを目的とした点滴です。ピーリングやフォトフェイシャルなどの施術と併せて行うとより効果的です。

疲労回復点滴(所要時間:25~30分)

疲労回復注射に高濃度のビタミン類をプラスして蓄積された疲れを取り、目の疲れ・肩こり・腰痛を改善してくれます。過労やスポーツによる肉体疲労、寝不足や二日酔いによる疲労回復に効果的です。

美肌注射(所要時間:5分)

肌荒れやにきびの改善に欠かせないビタミンB群と、美白・抗酸化作用があるビタミンCを配合した美肌のための静脈注射です。風邪予防の効果もあります。

疲労回復注射(所要時間:5分)

疲労回復に効果があり、寝不足や過労による疲れ、風邪などで体力消耗が気になる時に即効性のある静脈注射です。

ボトックス・ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入

医師の診察によりご希望の内容で、当クリニックでできる範囲で可能です。料金については、ご連絡ください。

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