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更年期外来

ある日突然あらわれる更年期障害の辛い症状…
更年期を克服して、明るい更年期を過ごしましょう!

更年期外来

女性の更年期とは、「卵巣機能が衰退しはじめ、消失する時期」で、閉経を境とした概ね45~55歳の期間です。卵巣から分泌される女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、40代半ば頃より減少し始め、閉経期に急激に低下します。このホルモン環境の変化が、更年期障害といわれるさまざまな症状をもたらす原因となるのです。また、このホルモン環境の変化に加えて、社会・環境的要因(家庭、職場、社会におけるストレスや不安)、心理的要因(几帳面、神経質、完璧主義などの性格)が絡み合って症状を一層複雑にしてしまうのです。

主な症状としては、月経不順、ほてり、のぼせ、発汗、冷え、不眠、頭痛、肩こり、しびれ、知覚過敏などの身体症状、不安や恐怖、いらいら、憂うつ感などの精神神経症状です。

更年期障害の治療法としては、ホルモン補充療法(HRT)がほてりやのぼせなど血管運動神経症状といわれる症状の改善に速攻性があり、効果も高いのですが、2002年のアメリカでの大規模臨床試験の中間報告で、乳がんや心・血管障害などのリスクが強調されて以来、日本でも一時期使用率が減少していました。
しかし、この試験の対象者が一般の更年期より高齢で、あまり健康的ではない女性も含まれていたことがわかり、中間報告は日本の更年期女性にはあてはまらないという見解がなされ、改めてHRTが見直されるようになりました。

以後、日本人女性においては、HRTは乳がんリスクを減らすというデータなども蓄積され、HRTは閉経後の女性において的確な管理がなされれば、極めて有効な治療法であるととらえる方向が世界的にも強くなっています。

HRT以外の治療法としては、漢方薬やサプリメント、またメンタルストレスが強い場合は、SSRIという抗うつ剤の処方やカウンセリング(心理療法)などが行われます。

女性ホルモンレベルの変化グラフ

簡略更年期指数チェック表はこちらからダウンロードできます。

漢方外来

先人達の何千年にも渡る経験と英知の結集"漢方"

漢方外来

漢方薬は、植物や鉱物など自然界にある生薬を、多くの場合複数組み合わせて作られます。その配合は先人達の何千年にも渡る経験と英知の結集であり、処方として確立されています。

身体を流れる「気・血・水」のバランスが崩れると体調不良になると考えられています。「気」は生体を動かす基本となるエネルギー、「血」は血管を流れている成分、「水」は汗やリンパ液など体液全体を指します。

漢方はこの不具合と体内バランスを整え、「気血水」の流れを正常に戻すことで治そうとするのです。誰もがもともと持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高め、身体を整えることを基本にしています。

続けることで徐々に体質が改善され、風邪をひきにくくなる、アレルギー症状がなくなる等、目的以外の効果が表れます。ホルモンの増減で体調が乱れやすい女性にとって、心身全体のバランスを整えるというアプローチは非常に相性の良い方法です。

漢方

伝統的手法と西洋薬の組み合わせにより処方

長期に渡る頭痛、めまい肩こりなど一つ一つ別々に対応していると、薬の量が多くなったり薬どうしの相互作用やある薬の副作用を抑えるために別の薬を追加したりと、悪循環を招きます。
漢方薬は、じっくり・じんわり体に効くというイメージや興味はあるけれど使い方がわからないという人も多いと思います。

 

当クリニックでは漢方薬についてのご相談や治療についてのセカンドオピニオンや、西洋医学の優れた検査方法を用いると同時に、漢方の伝統手法である弁証(舌診・脈診)を行い、漢方薬と西洋薬を組み合わせて処方しています。

 

漢方薬は、一般の薬局で処方される服用の簡便なエキス顆粒やエキス錠剤です。全て保険適用となります。

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