子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉の一部が増殖してできる良性のしこりです。
婦人科系の病気のなかでも多く、30歳代以降の女性の3~4人は筋腫をもっているといわれています。

【症状】
子宮筋腫の主な症状は、月経困難症や過多月経です。
また、筋腫が大きくなると、周囲の臓器を圧迫する症状がでることがあります。
しかし、筋腫のできた場所や大きさによっては自覚症状がなく、健康診断で貧血を指摘されて初めて気付くこともあります。

月経困難症

月経は、子宮筋が収縮して剥がれ落ちた子宮内膜を体外に排出する現象です。子宮筋腫があると子宮筋が収縮しにくくなるため過度の収縮が起こり、月経痛がひどくなると考えられています。

過多月経

月経血が以前より増えたり、月経期間が8日以上続いたりする場合は、過多月経の可能性があります。粘膜下に筋腫ができると月経時に剥がれ落ちる子宮内膜の面積が広がり、筋腫ができた場所に関らず筋腫が大きくなると骨盤内の圧迫も増え、過多月経を引き起こす原因となります。また、月経時以外にも不正出血することもあります。

貧血

過多月経が原因で貧血になることもあり、血液検査で確認します。

便秘・頻尿

筋腫が大きくなると、骨盤内の臓器(直腸、膀胱)が圧迫され、便秘や頻尿になることもあります。

腰痛

筋腫が大きくなると、骨盤内の神経が圧迫され、腰が痛くなることもあります。

治療法
子宮筋腫が見つかっても、症状が無い場合は特に治療はしません。超音波検査やMRI検査などで筋腫が大きくなったかどうか、症状が出てきたかどうか経過観察をします。

治療が必要と判断された場合は、薬物療法と手術療法があります。

薬物療法

鎮痛剤
軽い症状の場合、アセトアミノフェンやイブプロフェンなど一般に市販されている鎮痛剤で痛みを和らげますが、痛みが強い時はより効果の高い鎮痛剤を処方することもあります。
また、子宮筋を弛緩する働きを持つ鎮痙剤も有効な場合もあります。

偽閉経療法
女性ホルモンの分泌を抑えことによって、月経を止める方法です。

手術療法
手術が必要な方は、その方のご希望と通院を考慮しピッタリの医療機関をご紹介します。


気になる症状がある方は、お早めに診察をお受けください。